あなた自身の笑顔を取り戻すための鍼灸。~顔面神経まひに

顔面神経まひとは?

顔面神経まひとは、突然顔の半分が動かせなくなる状態を言います。顔面神経まひが起こると、次のような症状が発生します。

  • 1額・眉
    • ・しわが入らない。
    • ・しわの入り方(しわの深さや数)が左右で違う。
    • ・眉が動かない。
    • ・眉が下がってしまう。
  • 2
    • ・耳が聞こえにくい。
    • ・高い音や自分の声が響いて聞こえる。
  • 3目・頬
    • ・まぶたが下垂する。
    • ・目を閉じることができない。
    • ・頬をふくらませると息がもれる。
    • ・ほうれい線が消える。
  • 4
    • ・小鼻を動かすことができない。
  • 5
    • ・口角が下がるまたは動かない。
    • ・口を閉じることができない。
    • ・口元がひきつる。
    • ・飲み物などをこぼしてしまう。
    • ・味覚障害がある。

後遺症を予防する
初期アプローチとは?

顔面神経まひは急いで神経を再生させる施術やリハビリテーションを行うと、神経が多方向に伸びて間違った神経とも繋がりやすくなります。そして、目と口が同時に動いてしまうといった後遺症(病的共同運動)を引き起こす原因となってしまうこともあります。

当院では、その方の状態に応じた最適な施術法と、ご自宅で可能なセルフケアをアドバイスすることで、これらの後遺症を予防し、可能な限りの違和感のない回復に繋がる施術に努めています。

顔面神経まひの後遺症を予防する初期アプローチ

顔面神経まひへの
施術のポイント

  • 鍼灸香里治療院では、お持ちいただいた医療機関での検査結果をもとに現在の症状を把握したうえで、症状の改善と後遺症の予防をめざします。

  • 後遺症を
    残さないことを重視。

    単純に血流を良くして、患部を早く動かせるようにするのではなく、お一人おひとりの症状に合わせてじっくりと再生を促し、後遺症を残さない施術を心がけています。

  • データに基づいた
    的確な施術。

    原因となっている神経の炎症の鎮静化、血行不良、浮腫を改善するため、圧迫を受けている神経の近傍へ的確に施術します。

  • 効果促進のための
    温熱療法・マッサージ。

    まぶた、頬、口周りの違和感、動きにくさを軽減するため、発症からの期間に合わせ、刺激量を調節しその方に最適なマッサージ、温熱療法などを行います。

  • 近赤外線レーザー
    施術。

    交感神経を抑制し、血行改善を行う星状神経節ブロック。これと同様の作用を持つ近赤外線レーザー施術を行います。

顔面神経まひの評価法

治療を始められた方は、「今、自分の病状がどの程度なのか」「どの程度回復したのか」が気になることと思います。
当院では顔面運動評価法(40点柳原法)を用いて定期的に判定を行い、今の状態をわかりやすくお伝えしています。
また、病院などで受診された電気生理学的検査の結果をお持ちいただいた場合には、それらも併せて今後の施術を行っています。

【医療機関、当院での検査法】表情筋スコア(40点柳原法)

40点柳原法では、額にしわを寄せたり片目を閉じるなど指定された10種類の表情を作り、その際の状態に対してスコアをつけます。

指定された表情が作れた場合を4点、部分まひが起きている場合は2点、指定された表情が作れない場合を0点とし、10種類のスコアの合計が38点以上を正常、8点以下の場合を完全まひと判定する方法です。

評価例 1.
額のしわ寄せ

  • 4点額のしわ寄せ できる
    できる
  • 0点額のしわ寄せ できない
    できない

評価例 2.
頬をふくらませる

  • 4点頬をふくらませる できる
    できる
  • 0点頬をふくらませる できない
    できない

【医療機関での検査法】電気生理学的検査(ENoG)

最近は、電気生理学的検査(ENoG)を予後の推定の目安として取り入れている医療機関も増えてきています。
これは、発症から約2週間の頃に行われる神経の損傷が起こっている割合を数値化する検査で、その損傷の割合によって予後や後遺症(病的共同運動)の起こる可能性を推測していきます。

当院では この検査結果にも対応しながら、刺激量を調整するなどして、施術の精度や効果を高めるようにつとめています。

電気生理学的検査(ENoG)
検査方法

損傷の割合を示すグラフ

損傷の割合を示すグラフ

この割合によって、予後の推定を行います。

当院の実績

  • 3歳男児 通院1カ月/治療回数9回発症より7日目、2回のステロイド服薬後、鍼灸を開始。

    薬を飲むのをいやがったため、服薬を中断して鍼灸開始。年齢を考慮して、刺す鍼ではなく、小児鍼と近赤外線レーザーにて施術。

    3回目に左右対称、7回目には大きく笑った時のみ引きつれ、9回目にはご両親ともに完治を確認されました。

    表情筋スコア
    施術前8点→施術後40点

  • 7歳男児 通院3カ月/治療回数17回10日間の入院治療後、発症より3週間、服薬を続けながら1週間後に手術を控えたタイミングで鍼灸開始

    手術後も鍼灸を継続。当初全く変化が見られなかったが、8~10回目から変化が現れ、その後は段階的にスコアが上昇。

    病院で、術後回復に3カ月かかると言われていたレベルまでに約1ヵ月で改善。口角の動きに左右差が残るのみとなり、学校や習い事にも積極的に通えるようになりました。

    表情筋スコア
    施術前8点→施術後38点

  • 10代女性 通院2カ月/治療回数9回発症より4週間、病院でのステロイド治療後に鍼灸を開始。

    来院時は、「目を閉じることができない」「飲み物がこぼれる」「味覚障害がある」などの症状を訴えられていました。

    施術3回目に変化があらわれ、7回目に飲み物がこぼれなくなり、9回目には先に挙げた症状がほぼ改善され終了されました。

    表情筋スコア
    施術前14点→施術後34点

  • 20代男性 通院5カ月/治療回数24回 発症より2カ月、病院での手術後1カ月経過より鍼灸を開始。

    手術後ということもあり、 施術開始直後は大きな変化はなし。

    しかし、13回目(60日後)にスコアに変化があらわれ、18回目に再び大きく変化し、平常時の表情の左右差がなくなりました。

    表情筋スコア
    施術前7点→施術後22点

  • 20代女性 通院1カ月/治療回数7回発症より3週間、病院でのステロイド治療後に鍼灸を開始。

    1週間のステロイド治療後に他の鍼灸院で施術を受けたけれど、痛みがきつく、また変化もあまりみられなかったため来院。

    当院での施術3回目でほぼ改善されましたが、引きつれを訴えられたので施術を継続。7回目には引きつれ感もほぼ解消されました。

    表情筋スコア
    施術前22点→施術後40点

  • 30代男性 通院2カ月/治療回数11回発症より1日、病院での診察直後より鍼灸開始

    病院で、まひの原因が中枢系ではないとの診断を受け来院。まばたきができない、うがい時の水のこぼれなど 目元・口元の症状を訴えられていました。

    施術4回目に表情筋が動き、その後7回目に自然に目を開け閉めできるようになり、11回目に口元もほぼ元に戻られました。

    表情筋スコア
    施術前12点→施術後36点

  • 30代女性 通院2カ月/治療回数11回発症より2週間、病院でのステロイド治療、ブロック注射の後に鍼灸を開始。

    ラムゼイハント症候群で耳の後ろの痛みが強く、また閉眼、閉口、味覚・聴覚障害があり、2週間後に手術日を決定するというタイミングで当院に来院されました。

    当院での施術2回目から徐々に変化が見られ、4回目には症状が大幅に改善しました。結果、手術の必要なしと病院で診断され、自覚的な違和感が消失したと判断され終了されました。

    表情筋スコア
    施術前8点→施術後28点

  • 40代男性 通院10カ月/治療回数48回発症より3週間、病院でのステロイド治療後、服薬を続けていたが経過が思わしくないとのことで鍼灸開始

    病院にてベルまひと診断され、手術は受けずに鍼灸治療を選択されました。初診時は、舌の片測の味覚まひと口を自然に閉じられない状態でした。
    施術11回目で味覚が少し回復。

    その後表情筋スコアは13点→22点→26点と上昇し、最後にはまひ側の張りが時々気になる程度となり、スコア30点で納得の上終了されました。

    表情筋スコア
    施術前7点→施術後30点

  • 40代女性 通院1カ月/治療回数5回発症より2週間、病院でのステロイド治療を受けずに鍼灸を開始。

    病院にてベルまひと診断。投薬治療は受けずに鍼灸治療を選択されました。初診時は、目と口元の動きが悪く、目の大きさ、眉の高さなどに左右差が見られました。

    施術1回目で見た目の左右差が改善。2回目には自覚としての違和感もなくなりました。
    目の周囲のけいれんが残りましたが、その頻度も少なくなり、スコア40点で終了しました。

    表情筋スコア
    施術前15点→施術後40点

  • 60代男性 通院6カ月/治療回数35回発症より3カ月、病院でのステロイド治療後、服薬を続けていたが経過が思わしくないとのことで鍼灸開始

    病院で、ラムゼイハント症候群と診断を受け来院。初診時は右まぶた、口の右側周囲の筋肉の硬さとこわばり、また物事に集中していると涙が出るとのことでした。

    施術2回目に顔の動きが軽く感じられ、右まぶたも少し閉じ、3~6回目には口元の動きも出てきて、ほぼ自然に目を閉じることができるようになりました。

    表情筋スコア
    施術前18点→施術後36点

※上記は当院での実績であり、すべての方に効果を保証するものではありません。

施術の流れ

当院のご予約から施術の流れについては、次のようになっています。痛みや熱さといった不快な思いをされないよう、細心の注意を払いながら施術を進めていきます。

  • Step1.

    ご予約・ご来院

    ご予約・ご来院

    当院は予約制です。初めての方はページ下にある予約フォームか電話(072-835-1589)にてご予約ください。

  • Step2.

    問診票(初回のみ)

    問診票(初回のみ)

    待合室にて、問診票をご記入いただきます。これまでの経過などをご記入ください。

  • Step3.

    カウンセリング

    カウンセリング

    問診票と検査結果などに沿ってお話を伺った後、施術の内容や狙いについて詳しくご説明します。

  • Step4.

    着替え

    着替え

    施術を受けるための衣類にお着替えいただきます。着衣は当院でご用意しています。

  • Step5.

    脈診・腹診・触診

    脈診・腹診・触診

    脈の状態やお腹の張り具合などを実際に触れながら、不調の原因を特定していきます。

  • Step6.

    施術(はり)

    施術(はり)

    症状に合わせたツボに対して、はりによる施術を行います。個人差はありますが、痛みはほとんどありません。

  • Step7.

    施術(手技など)

    施術(手技など)

    はりと並行して手技による施術も行います。症状に合わせて刺激量を調節しながら血流を改善していきます。

  • Step8.

    アフターカウンセリング

    アフターカウンセリング

    施術が終わったら、今後の施術の計画や日常生活において気をつけるべき点などについてご説明します。

当院の
顔面神経まひ治療についての
よくあるご質問

当院によく寄せられるご質問と、その回答をまとめました。

  • Q治療の頻度はどのくらいがよいですか?
    A1週間に2回のペースを、おすすめしています。できるだけ早くに集中して行うことにより、顔面部 及び 神経の炎症部分の循環を改善し、筋緊張を緩和、神経の圧迫を緩やかにしていきます。変化が出始めたら週に1回にするなど、その方に合わせて施術間隔の変更をご案内します。

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  • Q病院での治療を終えてからでもいいですか?
    A発症から鍼灸開始までの時間が早いほど変化に期待ができます。入院治療の方は退院後、通院の方は鍼灸との併用含め、できるだけ早い来院をおすすめしています。

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  • Q痛かったり、熱かったりしませんか?
    A当院では苦痛を伴う施術は行わないようにしております。痛みなどの感じ方には個人差があるため、施術の際にはよく話を伺い、ご本人が「無理」と言われる場合はストレスを感じないよう、刺激量を調節します。

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  • Q効果はどうやって判断するのですか?
    A当サイトでもご紹介している「顔面神経まひの評価法」のように、表情筋のそれぞれの動きをスコア評価しながら経過をみていきます。

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  • Q治療は何回くらい必要ですか?
    A期間や回数に関しては個人差があります。当サイトの「当院の実績」を参考になさっていただければと思います。原因や経過に合わせ こちらよりスケジュールを提案させていただきます。

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  • Qステロイド後にまだ麻痺症状が残っています。
    Aステロイド服用中、もしくは ステロイド服用を終えてそれほど変化を感じることができずにいらっしゃっても、そこから 顔の違和感の減少など を感じていただく方が多いです。時間の経過とともに 委縮・拘縮・筋力低下などが起こり、変化があらわれにくくなるケースもあります。できるだけ早く来院のうえ、ご相談ください。

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  • Qプライバシーは大丈夫でしょうか?
    A問診や施術などプライバシーに配慮した状態で行いますので、なんでもご相談いただけます。また、顔面神経まひのみを行う専門治療院ではないので、周りの目を気にすることなく通院することが可能です。

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  • Q実費での鍼灸は高額になりませんか?
    A鍼灸と併せて表情筋のマッサージ、近赤外線治療器などを約1時間、じっくり時間をかけて行います。また、回数券もご用意いたしておりますので 詳しくはお電話・メールにてお問合せください。

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京阪「香里園」駅から
徒歩5分。
当院の交通アクセス

当院は京阪電車「香里園」駅から徒歩5分と、交通アクセスも便利です。

〒572-0085 大阪府寝屋川市香里新町15-4 ビラビアンカ102

Tel. 072-835-1589
営業時間 10:00~13:00 / 14:30~21:00(月曜14:30~17:00)
休診日 毎週火曜、月1回日曜、祝日、不定休

■大阪方面からお越しの方

  • ・JR「大阪」駅より「京橋」駅で京阪本線に乗換、約30分
  • ・京阪「淀屋橋」駅より直通で約25分

■京都方面からお越しの方

  • ・近鉄「京都」駅より「丹波橋」駅で
    京阪本線に乗換、約50分
  • ・京阪「三条」駅より約45分

さまざまな悩みや不安に、なんでもお答えします。初回限定:30分の無料相談受付中!お申し込みはお電話、または下のフォームから さまざまな悩みや不安に、なんでもお答えします。初回限定:30分の無料相談受付中!お申し込みはお電話、または下のフォームから

ご予約やお問い合わせは
こちらから

少しでもご興味をお持ちいただけたなら、今すぐご予約&お問い合わせください。取り組むのが早ければ早いほど、症状の改善が期待できます。

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072-835-1589

10:00~13:00 / 14:30~21:00(月曜14:30~17:00)
※休診日:毎週火曜、月1回日曜、祝日、不定休

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・入力内容の確認&送信後、10分以上経っても自動返信メールが届かない。
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    3. iii.当院において取り扱うサービスなどの開催について、郵便、電話、電子メールなどの方法によりご案内するため
  • 2.当院は、お客様がご本人様の個人情報の確認、訂正などを希望される場合は確認の上、適切に対応いたします。
  • 3.当院は、お客様の個人情報の取り扱いに関係する日本の法令、その他の規範を遵守します。
  • 4.当院は、お客様の個人情報について、適切な安全措置を講ずることにより、漏えい、改ざん、紛失などの危険防止に努めます。
  • 5.当院は、個人情報の取り扱いに関して、定期的に監査を行い、常に継続的改善に努めます。

平成25年4月1日制定
鍼灸香里治療院 西村和重